福岡県庁

(2018年6月)

福岡県の水素エネルギーに関する取り組みについて

水素ステーション整備における四大都市圏の一つとして、先行して活動している福岡県にお話を伺いました。ステーション整備に関し福岡県は、全国で唯一、当初の目標(10基)を達成しています。

水素エネルギー社会に向けた取り組み

(高倉さん)福岡県では、水素社会実現に向けて産業全般について取り組みを行っています。平成16年に産官学連携の「福岡水素エネルギー戦略会議」を設立し、現在、会員は800組織が加盟しています。主な特徴は、世界性先端の研究拠点と世界最高水準の公的試験機関が集積していることです。

福岡県では、水素に関連した材料や製品に関する開発支援環境を構築することで、地域産業・経済の活性化を行っています。私達の役割は、水素が当たり前に使われる時代に備えて、早期からの市場参入を促進し、市場が立ち上がった時には競争力を持っている県内企業を育てていくことです。

水素ステーションに関する取り組み

(塚本さん)これまで水素ステーションの整備については、民間企業と協業して進めてきました。福岡県は補助金の設定や税金控除等を行うことで支援し、まずは目標の10基が整備されました。ですが、水素ステーションはネットワークとして機能するものです。九州地方での車の移動を考え、今後は、近隣の自治体とも協力し合って進めたいです。九州北部は地方普及モデルとして九州地域全体の相乗効果を高め、ネットワークとして拡大するよう水素ステーションを整備していきたいと考えています。

(増田さん)また、ネットワークの更なる拡大のためには、県内や九州地方を基盤にした民間企業の参画も課題の一つです。JHyMのスキームは、FCV普及初期における安定的な事業経営を支援する仕組みがあります。ですが現時点では、まだJHyMのスキームを理解している企業が少ないと思います。

今後は、JHyMと一緒に地域企業に周知し、同じ目標に向かって進んで行きたいです。今こそ行動する時です!

水素市場拡大に向けた取り組み

(西村さん)産業振興と市場開拓は同時に進めていかなければなりません。これは、水素産業全体にも、水素ステーションとFCVの関係にも同じことが言えます。しかし現在、情報が十分に伝わっておらず、水素市場の将来へ不安を感じている企業がいることが課題の一つと認識しています。

今後は、政府が進めている水素戦略をはじめ、水素意義や将来市場のビジョンを伝えて情報格差を解消し、市場創出と企業参入・成長の支援をしていきます。福岡県でビジネスチャンスを作り、成長産業である水素市場での企業成長を促進します。

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商工部 産業振興課(2018年6月)